2011/02/24

タイムマシン。

天気の良い昼に、皆がそうするように公園でコーヒー飲んでたら男の子2人に声かけられる。
アンパンマンを好きな子と、ミニカが好きな子。(二人とも相談してたみたいにお互い共、好きなキャラクターの靴を履いていた、僕はそのお陰でミニカの話題に乗り遅れずに済んだのだけど。)

最初に話しかけて来たのはミニカの方で、ちゃんと挨拶も出来(お父さんはスーパーで働いてるそうだ)、色々な事を話してくれた。けど僕はというと、元々子供が苦手で、さらに人見知りも加わり、大したリアクションも取れず、一生懸命聞くフリを続ける。

ほんと、いい天気だ。

そんな事を思いながらも、僕も仕事に戻らなくてはいけなくなったので、この状況から脱出する方法を考え始める。
すると、何個もある公園の入り口から新しい子供が現れたので、僕はその子供の方を指差してみる。
ミニカの方はそれに気がつき、新入りの子供の方に向かって走っていった(もちろん僕の方なんて振り返りもせず)。
これには僕も少しだけ傷つきはしたけど、ほっとして、ベンチから立ち去ろうとしたんだけれども、まだ一言も話していないアンパンマンの靴を履いた男の子がちょこんと僕の隣に座ってきた。

彼はお気に入りの靴をいじりながら、視線はその靴の見ているままで僕にアンパンマンについてぶつぶつと話し始める。

僕だって永遠に時間がある訳じゃない、だから僕なりに絶妙のタイミングで、最高の質問を繰り出す。

『友達の方に行かなくていいの?』

『いや、(友達が戻ってくるのを)待ってるから。』


沈黙。

僕は午後の時間を彼の為にもう少しだけ過ごす事を決め、アンパンマンの話を聞く事にした。



別れる際に『またね、』と僕が言うと、彼も真似をするみたいに『またね。』と答えた。
僕がベンチを離れるのと同時くらいにミニカの子が戻って来たので、ホッとして公園を後にする。

自分の子供の頃の事なんて全くと言っていい程憶えていないけど、きっとアンパンマンの子(僕はアンパンマンには全く興味無かったけど)みたいな子供だったんだろうなと、彼の将来を案じながらも、タイムマシンで子供時代の自分と話して来たみたいな気持ちで仕事に戻る。



戻った後、僕はさっきの公園の出来事をこうやってブログにし、
近いうちにする予定であった告知を(ついでに)してみる。。



nuan+での取り扱いがいよいよスタートします。
2/28から。http://www.nuan.gr.jp/shop/junokamoto/

3月中旬ころにはメンズの商品もupされます。今まで人目に触れる事なくひっそりとやっていたメンズラインも、やっと皆さんに見てもらう事が出来ると思うと嬉しいです。もちろんwebshop初になります。

また3月中旬よりnuan+5周年記念としてiphoneケースも販売します。
凄くいいデザインが出来たので、僕も出来上がりが楽しみです。
期待しててください!



告知でした。

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